一湊集落は屋久島最北端に位置し、島の特産品である「首折れサバ」の産地として古くから漁業で栄えてきた集落です。事前予約でサバ節の工場見学なども可能です。集落のエビス様に手をあわせたり、老舗和菓子店の郷土菓子を堪能したりと、自然とともに歩んできた人々の暮らしや生業を感じることができます。
一湊公民館では、かつてサバ釣り漁船で活躍した大漁旗のパッチワークを見ることができ、「おいらぶ一湊てくてくMAP（集落全体のMAP/100円）」が販売されています。

屋久島内で一番の広さを誇る一湊海水浴場は、白い砂浜と透明度の高い海が美しい、恰好のシュノーケルポイントです。シュノーケルは10月以降の海水浴オフシーズンにも楽しむことができ、雨が降っても海が穏やかであれば実施できるため、雨の多い屋久島でも安心。カラフルで小さな魚の群れやウミガメなど様々な海の生物との出会いが待っています。

縄文杉と同様、屋久島らしい景観の代表ともいえる白谷雲水峡～太鼓岩は、一度は訪れておきたい定番のトレッキングコースです。ジブリ映画「もののけ姫」に登場する森のモデルとなったと言われる、あたり一面神秘的なグリーンの世界「苔むす森」と、そこからさらに登ると巨石の太鼓岩から奥岳の絶景を望むことができます。